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○ 絡げる指 / タドルソノサキ ○ 

こんばんはーv
昨日、一気にジェルが3枚剥がれ落ち、仕事に行ける爪ではなくなってしまったので
今日はネイルに行こうと久しぶりに銀座に行ったのですが…
宝くじ売り場に「キャラ宝くじ手塚8000万」てPOPが貼られてました。
ど、どういう意味なんでしょうか…。手塚…!?
しかもゲリラ豪雨に見舞われて濡れねずみになりました。うう…。

昨日の明智様からの寄贈品に拍手をありがとうございますv
(皆さまの後編への期待を感じました!笑)
お待たせしました、後編をアップさせて頂きます。
こちらは18禁です。申し訳ないですが、18歳未満の皆さまは閲覧をご遠慮ください。
若いって今だけですから!!私今すぐ18歳に戻りたいよ!(どんなフォロー)
18歳のお誕生日を迎えるまで、もう少しお待ちくださいv


以下畳みます。





しっとりと頬に張り付いた髪を一束絡げて耳に掛けてやると、その僅かな刺激すら今は強すぎると言うようにビクリと
肩を震わせた。目の端に薄く浮かべた涙を親指で拭えば耐えるようにキツク閉じていた瞼が開き、潤んだ瞳に余裕なく
飢えた男が映る。

――ここまで追い詰めたのは初めてだ。

だが、まだだ。まだ……足りない。
この世界でたった一つ、俺だけを映すお前の瞳をもっと見ていたい。
両手の平で熱を持った頬を包み込み、視線を合わせたまま食むように何度もくちづける。

「目、閉じるな郁……」

郁の唇を掠める距離で吐息に乗せて囁けば、おずおずと戸惑いながら従い、それから慌てたように顔を背けようとする。

――逃がすか、バカ。

この期に及んで顔の近さに恥らうな。そんなのよりもっとずっと深いところで重なり合っていると言うのに。

________________
○ 絡げる指 / タドルソノサキ ○
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

逃げようとした顔を包んだ両手で捕まえて、目を逸らす自由を奪ったままで揺すり上げると、ゆるやかに軋むベッドの
律動に合わせて、堪えようとしても洩れる吐息に甘く蕩けた声が混じり、鼻に掛かった郁の哀願の声が毀れる。

「ンくっ……も・・う……ゆる…‥し・・・」

いつもの、山猿もしくは純情乙女と称される郁を知る誰一人として想像も出来ないような女の声。
俺だけが聞くことを許された蕩ろめく声。俺だけが変えることが出来る……

――堪らない。

沸き起こる満足感とそれに背反する飢餓感。自分にはこんな凶暴な一面が有ったのだと、この歳にして初めて思い知る。
焦がれて、望んで、待って。長い時間を掛けて漸くこの手に閉じ込めた愛しいお前。
もう両手の指で数え切れない程の夜を共に過ごしてきたけれど――交じり合い満たされたと思っても、その温もりが分
かたれた刹那から既に渇望してる自分はなんと強欲なのだろう。抱けば抱く程、底知れず深くなっていく欲望に果ては
まだ、見えない。

「……赦すって、何をだ?」

――赦しを請うべきは、たぶん俺の方なのに。

深く繋がった奥のまだ先を求めるように腰を押し付けて、耳に沿って舌を這わせながら言葉を落とし込む。
その間も絶えず最奥で捏ねるような動きが、淫猥な水音を内側から直接脳に響かせ続けた。

「も…だめ――んっ・・・おかしく・・・・・なっちゃ……ぅ」

「……なればいい」

喘ぐ吐息の隙間で途切れ途切れに紡がれた郁の訴えをあっさりと退ける。
絶え間なく流れる時の砂を一握り隠して、それが指の間から毀れ落ちるまでの瞬刻――二人だけしかいない閉ざされた
空間で乞い願う。羞恥も理性も全てかなぐり捨てて、俺だけを求めるお前を見たいと、見せろと。
――――こっちはもう、見せてる。

「そん――――ンあぁぁぁッ!!」

繋がりが解けるギリギリまで引き抜いておいて強く不意を打てば、一際甲高い嬌声を上げて弓なりに背を反らす。
無防備に突き出された、慎ましやかな胸の先端で桜色に染まった尖りをカリッと甘く噛んでから含めば、首を横に振り、
手の甲を口元に押し当てて耐えようとする。
その様があまりに扇情的で――――俄かに背筋を駆け抜けたゾクリとする感覚を目を眇めてやり過ごした。
お前は煽ってるつもりなんて全然ないんだろうが、こっちはいつだって煽られるだけ煽られているのが口惜しい。

「――――郁……」

言葉なんかでは到底言い表しきれないもどかしいさを込めて名前を呼んで、ふと手を押し当ててるだけにしては郁の
声が、妙な響きでくぐもっているのに気づく。――――バカ、またやってるのかお前は。

「郁、離せ」

押し当てた手の甲に歯を立てているのを見咎め、解こうと手首を掴んでも、ふるふると首を振って拒絶する。

「ダメだ。――郁ッ」

叱る強さで声を張れば、躊躇いながらも口を離して「だって……」と泣き出しそうな顔をする。
掴んだ手首を引き寄せて見れば、明日には赤い痕になってしまいそうな程くっきりと噛み跡がついていた。
――まったく、噛むならリネンにしとけと何度教えても生肉を噛むか、お前は。

「勝手に傷つけるな。――――これは俺のだ」

「そんなのッ……んッ・・・」

郁の唾液で濡れた二列に並ぶ破線を舌全体で包むように舐めあげながら、湧き上がる欲のままにしれっと言ってのけ、
それに反駁されるより早く、開きかけた口に舌を捩じ込んで塞いだ。

郁が言おうとした事は解ってる。
お互い戦闘職種で、日頃の訓練だけでも痣や傷を作るなんて日常茶飯事なのだから不可能だと。
そうやってベッドの上と日常を雑ぜ返して食い下がってみせること位、素通しだ。だが―――

「それとこれとは話が別だ」

郁の息が続く限り、いいかげん口の端から混ざり合った唾液が滴るほど口内を弄ってから、唇に光る残滓をチロリと
舐め取って、言わせなかった言葉に答えてやれば、濡れた睫毛を荒い息で揺らしながら見上げて睨む。

「そんなのッ―――無茶苦茶です……」

――――まいったな。どうやら俺は自覚以上にいかれてるらしい。
いつもなら胸が痛くなるような郁の困惑した表情すら、今はゾクリと昂ぶる一因にしかならないと密かに自嘲する。
そんなかわいい顔して抗ってるつもりか、アホゥ。

「無茶でも何でも、俺に断りもなく勝手に傷つけるな」

「お、横暴です」

「解ってる」

寸分の躊躇なく齟齬を認めれば、理を以ってあげつらう術を封じられて郁は言葉を失う。
ぷるんと瑞々しい唇を尖らせて、今にも唸りだしそうな郁の耳の後ろから頤にかけて、手の甲をさわりと滑らせ、
白い咽を犬の機嫌を取るように撫であげれば、うっとりと目を細めて、その心地よさに身を委ねるような仕草を見せる。

「いい子だから、聞き分けろ」

低く囁いて、柔らかな髪を宥めるように撫で付ける。

yubi2


「それは、命令ですか?」

――――まだ言うか。
プライベートに職権を持ち込んだことなんかないだろうが。
今ここで唯一の公私混同は『教官』呼びだけだと看過してやっていたが……そうか、そうくるか。
命令といえば従うと、命令には従わねばならないという習性だから止むを得ないんだと。

アホか貴様ッ!!そんなイイワケ、誰がくれてやるか!!

言葉とは裏腹に、お前の視線は俺しか知らない色を孕んだままだというのに。
いったい何時の間にそんな駆け引きの仕方を覚えた……と言いたい所だが、それもどうせ無自覚なんだろう?
いい加減こっちが学習したわ。まったく頭より身体で覚えるお前らしい。
だが計算尽くの言動じゃなければそれで流せるかと言ったら、答えは否だ。


――今の俺はそっと下唇を湿らせたのを見逃してやるほど、優しくない。


「……前言を撤回する」

「え?」

今までの甘く思考を蕩かすような声色から一転して、低く抑えてはいるが僅かに冷たい怒気を含んだ声に、
郁は本能的な何かを感じ取ったのだろう。少し不安げに瞬いて次に続く言葉を待っているようだ。

「……いい子だから、という点を訂正する」

「きょう……かん?」

「今夜のお前は聞き分けの無い“悪い子”のようだ」

「悪い子って……きゃんッ!!」

会話の途中で出し抜けに、小ぶりだが形のいい胸の先端を軽く指先で弾く。
過敏になっている郁は小さな悲鳴を上げて、感電したかと思う程の電流が走った胸を両手で庇うように身を竦めた。

「悪い子にはお仕置き――としたもんだろう?」

言うが早いか胸を庇う両手を解き、そのまま手のひらを合わせて指を絡め取り有無を言わせず顔の横でベッドに縫いつける。

「間違っても“命令に従わない事への罰則”なんて言ってくれるなよ?」

今の俺は恋人であって上官じゃない。と耳元で囁いて耳朶を甘噛みしてから、確かめるように視線を合わせれば、
いったい何が地雷だったのか郁にも合点が行ったのだろう。困ったような腹をくくったような微妙な表情で見つめ返し
てくる。その瞳に怯える色は混ざり込んでいない。


――――さて、はじめようか。


徐に右の首筋から左の鎖骨へ、舌先でくぼみを辿って右の鎖骨から左の首筋へ罰の刻印をするように隙間無く唇を落としていく。
時々強く吸い上げて点々と風に舞う花弁に似た薄紅の痕跡を残せば、吐息交じりの声を上げながらピクリと身じろぎ、
それに呼応する様に繋がりあう部分も蠢きひくついてキツく締め付ける。
爪先から這い登ってくるような刺激を強く眉間を寄せてやり過ごしてから深く息を吐き、ゆっくり指の戒めを解いて
上体を起こすと、ほんの僅かな間動かしていなかっただけで、ひったりと吸い付くようにカタチに添ってしまう
郁の柔らかな熱が、絡み付くようにうねって交わりが深まった。

「ふ……ぅん」

悩ましく響く郁の吐息が物足りなさげに聞こえるのは、都合のいい解釈か。
仮にそうで有ったとしても、まだ自分から腰を使うなんて芸当が出来るほど吹っ切れていないのは百も承知だ。
いつもならどうして欲しいかどうされたいかなんて、言わなくても悟って与えてやるが、今ばかりは焦らしてやる。

――お前もこれで仕舞だなんて思ってないだろ?

指の腹を使ってささやかな胸を円を描いて揉み拉き、擦り付ける風になだらかな曲線を描く腹に掛けてのラインを両手で辿る。
しっかりと鍛えられた筋肉の流れに沿って指を這わせ、自分のそれとは質が違う肌理細やかな肌の感触を愉しむ。
腰に差し掛かった右手をそこに留まらせ、左手はそのまま太股に流して何遍か撫でた後、するりと膝裏に滑らせて、
『同性も見惚れる美脚』と称される脚を肩に担ぎ上げ、郁の半身を捩じらせた。

「ひゃうッッ!!」

予想だにしなかった仕打ちに、されるがままぬるりと捻じられて、穿つ角度が変わり悲鳴に似た声を上げる。
体の前後で何一つ隠す事の出来ない痴態と、今までになく大きく開かせた脚。
激しい羞恥を覚えたのか、右腕で顔を隠しながら逃れようともがけば、不用意な自らの動きで抉られて自滅する。

「いや……ッ!」

こうやってお前を抱くようになってから、何度その言葉を聞いただろうか。
慣れない内はそれも仕方ないと聞き分けのいい男で居てやったけれど、今夜は手加減なしだ。逃がしてなんかやるか。
ふくらはぎを捕えてべろりと舌を添えた唇を寄せて舐め上げ、今までと全く違う搾られるような圧迫感を感じながら
容赦なく擦り上げる。深い潤いをたたえた清らかなそこの全てを確かめるように濃やかに、時に荒々しく捏ね広げて
揺り動かせば、仰け反るように喘いで拒む言葉を繰り返す。


――――そんな甘く色づいた声で言ってみせたって、もう睦言にしか聞こえない。


「お仕置きだと言ったはずだ。本気で嫌なら力尽くで逃げればいい」

くちゅり、くちゅりと湿った音を立てながら、今度は意図して浅くゆっくりとした抽送を繰り返す。
返答する余力を郁に残す為に。

「~~~~ッ……いじわるです!」

「――今更。最初から解って罵ってたじゃないか、性格が悪いクソ教官だって」

からかう声色で口の端を上げ、今はもう随分と懐かしい記憶を引き合いに出す。
あの頃のお前が今の自分を見たら舌でも噛み切りかねんな――そうする前に何度でも絡め取るだけだが。

でもお前は逃げない。そうだろう?郁。
逃げれば良いと言いつつ、逃げないと確信しているあたり確かに性格が悪いんだろうな俺は。
例えそれが過信であったとしても、今となっては逃がしてやるつもりもないが―――これもお前だけが知っている俺だ。

「……おねがい」

「赦しての次はお願いか。―――いい響きだな」

顔の横で握り込むシーツが、まだ全てをさらけ出す事に怯える強情な唇を噤ませようと引き寄せられる。
その間際で脚に添えていた左手も腰に戻して、両手で掴んでまた速度を上げれば、あられもない声を抑える事もできずに
白い肢体が淫らに跳ねた。狭く纏わりつく温かな郁の内側を掻き開くようにして突き上げる度に、言葉にならない喘ぎが
紡がれる。

「ダメ、あたしじゃ……なくなっちゃう……こわい――――教官ッ!!!」

「今ここに居るのは、教官じゃないとも言った」

―――だから、教えてやらない。自分で答えを見つけろ、郁。
お前が今感じている全てを与えているのが誰なのか―――全てを曝け出した先にあるのは何かを。

お前を追い詰める動きはそのまま自分自身を追い込む動きでもある。こっちだってお前が思うほど余裕があるわけじゃない。
怖いと言いながら、俺が純潔を散らすまで男を知らなかったとは思えない位、艶かしく惑わすくせに。


―――いい加減認めろ。今のお前はえげつなくエロい。


当然だ。俺が無垢だったお前を女に変えた。そうなるように仕向けた。
別に倒錯的な趣向があるわけじゃないし、郁自身が隠し持っていた天性も多分にあると思うが、
俺が求めてお前はそれに応えた。恥じらい、時に不安げに瞳を揺らしながらそれでも俺を受け入れた。受け入れてくれた。
郁の全てを委ねられた事は無上の喜びであり、それは今も変わらない。

なのに果てない欲が耳の奥で「もっと」を繰り返す度に罪を犯す。
無理はさせたくない。優しくしたいと思っているのに気がつけば凶暴な欲で苛んでしまう。
解ってはいる。それでもチリチリと胸が焦げる。

――くそッ!!しがみついて欲しいのはシーツなんかじゃない!

些か乱暴に抱えていた足を投げ出して郁をキツく抱きしめる。
抱きしめると情欲と清純さが入り混じる潤んだ瞳に俺を映して郁が縋ってくれる。
情けないくらいにきゅっと抱きしめ返されるのを求めていた心ごと、抱きしめられる。

「……すき」

横面を思い切り張られるより衝撃の走る一言が、火照った頬を撫でて耳に響き脳を焦がす。

「大好きです」

何度言われても、初めて告白された時のように胸を射抜く郁の台詞がもたらす灼熱の痛み。
時に爆弾で、時に甘く苦く理性を溶かす媚薬。それに続けて、それがどれだけ郁にとっては勇気のいる事だったか知れないが、
耳に触れる距離で「――――もぅ……いかせて」声にならない声で囁かれれば、こちらも限界だった。

返事の代わりにケモノが自分のモノだと主張するように、郁の首にカプリと歯を立ててから郁が望む動きに変える。
揺すり上げる度に堪える事を忘れた甘い嬌声をあげる郁は気が遠くなるほど妖しい。
形の良い眉をキツく寄せて縋りついてみせる匂いたつ色香にくらりと意識が引っ張られる。
羞恥心を煽るはずの溢れる淫らな水音も、ベッドの軋みも、熱い吐息も。
全てがもう、すぐそこに見える高みに上る礎として、もつれて融ける。

「郁」

「好き!大好き!きょうか……」

「郁ッ!!」

こんな時、男ってのは本当にどうしようもない。
今はまだその時ではないと遮られるのも頭では理解しているはずなのに、出来る限り奥に放ちたいという本能に抗えず、
押し込むように郁の細い肢体を掻き抱く。――――奥へ。少しでも深いところへ。
そんな本能が自分にもあるのだと思い出させたのは郁、お前だけだ。

「――――あ、つ…………ンあぁッ!!」

郁の声が甲高く極まり、最後まで聞き取ることは出来なかった。しかし――――名を呼んでくれた気がした。
内股に爪を逆撫でるような猛烈な射精感が込み上げ、待ちわびた瞬間に手が届く。
同時に付け根から先端までを絞り上げるような細かく波打つキツさに飲み込まれて、滾る熱を解き放つ瞬間を迎えていた。





「――ごめ……さぃ」

浅く荒く弾んだ息が少し深く吸えるようになった頃、耳に滑り込んできた微かな潤んだ声にギクリとした。
一拍の空白に動揺を隠して身体を起こし、郁を伺い見る。

「郁?」

「ごめん……なさい」

今度ははっきりと聞こえた言葉が戻り始めた理性のカケラを殴りつける。
酷く綺麗な雫が郁の眦から一すじこぼれ、今までと違う痛みが胸をえぐり、あまりの痛みに眉を強く寄せた。

「あやまるな……わるい、いじめすぎた」

「ちがッ……」

郁はかぶりを振ってから、縋るようにしてしがみついていた腕を解く。
背中に回されていた手が離れて行くのがやたらと寂しく感じて思わず右手を捕まえると、
その手ごとゆっくり俺の頬に添え、少し遅れて左手も右頬に添えられた。
まるで少し前に俺がそうして目を逸らせないようにしたのをなぞる様な、泣きたくなるほど長い数秒間の後、
郁は少し困ったように微笑んで、伏せ目がちに囁いた。

「ごめんなさい――――好き過ぎて、どうにかなっちゃった……みたいです」





――――勘弁してくれ。俺を殺す気か。





そんなんで謝られたら、俺なんかもうお前の前に立つことすら出来ない。
目を逸らす事をゆるく戒めた郁の手の中、鼻先数センチの距離で過去最大級の殺し文句を喰らって千切れそうなほど耳が熱い。

「それ、謝ることじゃないだろ」

「だってあたし、なんか……は、はしたなくて……」

やっとの思いで紡いだ言葉のあと、思い出したように慌てて顔を覆って恥らわれて、目眩がした。
――なんだこのかわいい生き物は。たった今までこの腕の中で淫らに啼いていたのと同一人物だぞ、これ。
堪らず、涙の跡を唇で拭うように何度も口づける。

「それも――俺が見せろっていった」

「でも……」

混乱したまま尚も反駁しようとする郁の隙をついて、顔を覆う手をそっと絡め捕る。

「――俺は謝らない」

「え?」

息を吐くのと同じくらい自然に滑り出た言葉に驚いたのか、その瞳が涙に濡れながら純粋な困惑に揺らぐ。
謝っているのは自分なのに、なぜ俺の方が謝らないと言っているのか理解不能だと問い掛けてくるような眼差しも、
もう、どうしようもなく愛しくてしょうがない。
「バカな子ほどかわいいって最初に言葉にした奴は、きっとこんな気持ちだったんだろう」なんて、
口に出したらかなり盛大に拗ねられそうな台詞の代わりに、謝らない理由を教えてやる。

「お前が謝る理由が俺を好き過ぎる事と、抱かれて乱れてみせた事だっていうなら俺も同罪だ」

こんなこと、普段だったら絶対言えない自信がある。
お前に惚れ抜いてると、お前を抱くと理性が飛ぶほど求めてしまうのだと言い切ったに等しい。

「だが俺はどっちも悪いことだと思っていない。だから、俺が謝りたくないからお前も謝るな」

一息に言い切った。言い切った直後、郁がきょとんとしたまま瞬きを繰り返す視線に耐えられなくなって、
瞼に唇を寄せて無理やり閉じさせた。

「やっぱり教官、優しいです」

「……ついさっき、意地悪だと言った口で言うのか、お前は」

照れ隠しにぶっきらぼうな口調で呟くと、郁はくすりと笑って俺の髪に手を伸ばす。
その手に誘われるようにして郁の胸に顔を埋めると、ふわりと頭を抱きかかえられた。

「だって、いつもそうやってあたしの気持ち、救い上げてくれるじゃないですか。それに―――」

「それに?」

「あたしが――本当にいやって思う事、教官は、絶対しないから……」

頭に直接響く位置で囁かれて目を見開く。その台詞がどんな意味を孕んでいるかちゃんと解って言ってるのか?お前は。
いまだ初心な反応しか示そうとしないお前に「乱れてみせろ」と無体を強いたことも、誰もみたことのない俺を見せると
理性をかなぐり捨てて、欲するままに求めたことも、いやではなかったと――――そんなかわいいこと言うな、バカ。
俺は自覚以上に欲深いと思い知ったばかりなんだ。

――だが今は……

耳の奥に響く郁の鼓動と、さわり、さわりと髪を撫でられるのか心地よい。
しばらくそうしている内に、次第に郁の手が緩慢な動きになってきて、一つ大きく息を吸い込んだのを合図に止まった。

そっと身体を離して、今度はこっちが郁を抱え込む。

片肘をついて、腕の中でまどろみ始めた幸せを目を細めて眺めながら、頬に張り付いていた髪を一束絡げて耳に掛け、
そのまま、指を滑る髪の感触を愉しむように何度か掬い上げて梳いてやる。

「どうじょうきょうかん……」

「――いいから少し寝とけ」

柔らかく閉じていたまぶたがピクリと揺れ、浅い眠りから抜け出そうと身じろぐ郁を撫でながらと言ってやると、
腕の中の恋人は、何故だか少しだけ不満そうに唇を尖らせた。


。。。So much for tonight.




SでRな教官が見たいな~vとぶつぶつ言っていたら
こんなに素敵な作品をお送り下さいました!></ 言ってみるもんだ!(ほくほく)

「最初から解って罵ってたじゃないか」
「―――いい響きだな」
の教官の台詞にもうキュンキュンして悶えまくりです!///

私、漫画を描くのも好きですが素敵な作品の一コマを絵にするのが大好きですv
美味しいトコ取りで、描きたい!ってなるシーンだけ描けるので楽しいのです^^;
今回の明智さんの作品、描きたいシーンが沢山あって迷いましたー!><
色々と迷ったのですが
『その心地よさに身を委ねるような仕草を』の郁ちゃんの普段見せない部分の描写に心奪われ、このシーンをお借りしました。
色気のあるシーンを描くのは本以来でとっても楽しかったです!!
明智さん、堂郁心をくすぐる素敵な作品をありがとうございましたv

明智様へのご感想は私宛に頂けましたらお送りさせて頂きます。
心よりお待ちしておりますーv

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Posted on 2012/05/01 Tue. 20:39 [edit]

category: 素敵頂き物♪

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